エクソシストの豆知識・失敗談

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エクソシスト
1974年7月13日上映 / アメリカ / 122分

4.1/5.0

2件

イラク。アメリカの古生物学者でもあるメリン神父は、古代遺跡の中から悪魔パズズの偶像を発見。それは、不吉な兆候を予感させた…。一方、ワシントンで仮住まいをしている女優クリスの一家に異変が起き始めた。一人娘のリーガンが恫喝的な声色で卑猥な言動を発し、その表情も変貌していく。科学的検査では何ひとつ解明されないどころか、娘の行状が日増しにひどくなっていくことに苦しむクリスは、カラス神父に救いを求めた。悪魔が少女に取り憑いたとしか思えないカラス神父は、教会に悪魔払いを要請。数少ない経験者であるメリンが到着し、ついに壮絶な悪魔払いが始まるのだが…。

豆知識・トリビア

豆知識・トリビア
リーガンがカラス神父に向かって吐くシーンは1テイクで撮影されました。。吐いたものはジェイソン・ミラーの胸に当たるはずだったが、プラスチック製のチューブが誤作動し、ジェイソン・ミラーの顔に当たりました。嘔吐物を拭き取っている時の彼のショックと嫌悪感の反応は本物で、ミラーはインタビューでこのミスに非常に怒っていたことを認めています。
豆知識・トリビア
悪魔の声を担当した女優のマーセデス・マッケンブリッジは、発声を変えるために生卵を飲み込んだり、チェーンスモークをやったりしたといいます。過去にアルコール依存症の問題を抱えていた彼女は、アルコールが自分の声をさらに歪ませ、キャラクターの精神状態を狂わせることを知っていたため、さらにウイスキーを飲みたいと考えました。禁酒をあきらめていた彼女は、レコーディング中に神父さんに立ち会ってもらい、カウンセリングを受けることを希望しました。ウィリアム・フリードキンの指示で、悪魔がその拘束に抗ってもがいている様子をよりリアルに表現するために、マッケンブリッジは椅子に縛り付けられ、首、腕、手首、足、足に破れたシートの破片が付けられました。マッケンブリッジは後にこの体験を恐ろしい怒りの体験だったと振り返っていますが、フリードキンは、彼女の演技はもちろんのこと、リアルさを得るために女優が自分自身を極限まで追い込んだことを認め、監督自身が脅威を感じたとのことです。これが、フリードキンがテレビ版の悪魔の声を収録する際にマッケンブリッジにオファーせず代わりに自分で声を担当することにした理由だと思われます。
豆知識・トリビア
この映画が「悪魔を崇拝している」と信じた宗教狂信者たちからリンダ・ブレアに殺害予告があったため、ワーナー・ブラザースは映画公開後6ヶ月間、彼女にボディーガードをつけて保護していました。
豆知識・トリビア
エクソシストシーンの撮影初日、リンダ・ブレアの口汚い台詞が紳士的なマックス・フォン・シドーの心を乱し、彼はセリフを忘れてしまうほどでした。
豆知識・トリビア
インフレ調整後のワーナー・ブラザース映画の歴代最高興行収入を記録しました。