西部を渡り歩いた拳銃渡世の旅がらす。\r\n無法の弟を前に早撃ちの腕が鳴る!\r\n\r\nデニーン(ドナルド・クリスプ)が開拓したカイオワ渓谷の放牧地。かつて早撃ちとして知られたスティーブ(ロバート・テイラー)は、デニーンから土地を買い、弟のトニー(ジョン・カサヴェテス)と牧場を経営していた。\r\n町から戻ったトニーは、ジョーンという名の女(ジュリー・ロンドン)と新しい銃を持ち帰ってくる。そして銃を捨てたスティーブを自分が守ると言って、早撃ちの練習を重ねるのだった。12歳まで各地を転々としていたジョーンは、現状から抜け出したくて牧場にやってきたとスティーブに話す。\r\n翌日、ジョーンを連れて町にやってきたトニーは、牧場をクビになったダラスと再会する。酒場に入ったトニーの前に、スティーブを探す流れ者の男が現れた。トニーは、男を挑発し、撃ち殺してしまう。デニーンは、次にトニーが決闘したら町から追放すると伝スティーブに伝える。\r\nジョーンを連れて牧場へ戻る途中、農民の一団を見かけたスティーブは、彼らに声をかける。リーダーのクレイは、20年前に土地を捨てた男の息子だった。食い詰めて仲間の半分を失ったクレイたちは、最後の寄る辺としてここにやって来たのだった。\r\nスティーブが去った後、酔っ払ったトニーとダラスが、クレイをいたぶり、馬車に火をかけてしまう。\r\nデニーンは、クレイの主張を聞き入れ、土地の周囲に鉄条網を張ることを認めた。それを知ったトニーは、朝、町でクレイを待ち伏せ、スティーブが止めるのも聞かずにクレイを撃ち殺してしまう。もはや町の無法者となった弟を倒すため、スティーブは捨てたはずの銃を再び手にする・・・。
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