強盗映画の金字塔
このレビューにはネタバレが含まれています
2021年5月29日 07時33分
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総合評価:
5.0
フェイダナウェイを観たくてこの映画を見つけたのですが、実に面白かったですね。まず六十年代の旧い作品なので、レトロな映像なんですよね。若いフェイダナウェイもクールビューティー度が高くて、本当に綺麗でした。強盗になってしまう背景は恐慌時代もあったんでしょうけど、単にでかい事をやって世間の注目を浴びたかっただけなんじゃないかという気もするんです。どっか遊びにいく雰囲気で軽くやっていましたから。悪い事なんだけど、ものすごく楽しそうなんだよね。すごく羨ましいという不思議な感じがしたんだよね。男女が主役だから恋愛も絡んでくるけど、ここもある事情ですんなり進まない。悪い事をするようになったのは、この事も原因なのかも。チームワークもバッチリで有名な銀行強盗になるけれど、チームの中にはどうしても弱い部分があるもの。ここを突かれて最後のシーンにつながっていくんだけどすごいよね。まさに死のダンスという言葉がふさわしい。でもなんか悲しく感じない不思議な映画。