あかるいけどせつない
このレビューにはネタバレが含まれています
2020年9月4日 14時13分
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総合評価:
4.0
歌うま女優のメリル・ストリープが、わざと歌を下手に歌わなければいけなかった作品。
ほんっとうにもう、メリル・ストリープってなんでもできるんだな。という思いがさらに強くなりました。
マダム・フローレンスと夫のシンクレアの関係性が切ない。最初、ヒュー・グラントの普段の役柄のイメージから、絶対に愛人の方に気持ちがあって、マダムのことは財布としか思っていないのだろうと思い込んでいました。
触れ合えない二人が、それでもお互いを思いあい、同じベッドに横になるシーンは涙が出ます。
ピアニストのコズメと、シンクレアとの友情(?)もコミカルで面白いです。
誰もがマダムを笑いものにしようと駆け付けたコンサートで、シンクレアから冷たい目で見られていた成金夫婦が一役買うのが秀逸。
最後に、メリル・ストリープが『本当の実力』で歌う歌が聞けるのもよかったです。
1944年が舞台の映画なので、敵国は日本なのですが(笑)。そのことは横に置いて楽しめた作品でした。
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