ムーンライトの豆知識・失敗談

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ムーンライト
2017年3月31日上映 / アメリカ / 111分

4.2/5.0

1件

マイアミの貧困地域で、麻薬を常習している母親ポーラ（ナオミ・ハリス）と暮らす少年シャロン（アレックス・R・ヒバート）。学校ではチビと呼ばれていじめられ、母親からは育児放棄されている彼は、何かと面倒を見てくれる麻薬ディーラーのホアン（マハーシャラ・アリ）とその妻、唯一の友人のケビンだけが心の支えだった。そんな中、シャロンは同性のケビンを好きになる。そのことを誰にも言わなかったが……。

豆知識・トリビア

豆知識・トリビア
ユアンがリトルに泳ぎ方を教えていたとき、マハーシャラ・アリは、本当にアレックス・R・ヒバードに泳ぎ方を教えていました。制作が始まったとき、ヒバードは泳ぎ方を知らなかったのです。
豆知識・トリビア
インタビューで、バリー・ジェンキンスは、シャロンを演じた３人の役者は撮影中一度も会うことはなかったと語っています。それぞれが他の役者の演技の影響を受けることなく、自分のシャロン像を作り上げ、それぞれの担当パートを演じて欲しかったのです。同じ手法は、ケヴィン役の役者にも適用されました。
豆知識・トリビア
イギリス人であるナオミ・ハリスは、ビザの関係で『スペクトル』（2015年）の宣伝ツアーの合間の三日間で、全てのシーンを撮影しなければなりませんでした。劇中人物の15年に亘る人生のシーンは、めちゃくちゃな順番で撮影されました。
豆知識・トリビア
監督のバリー・ジェンキンスと作家のタレル・アルヴィン・マクレイニーのビジョンは、2人ともマイアミの近隣のリバティーシティー地区で、麻薬中毒に苦しんでいた母親と一緒に育ったという点で、非常に明確で特異なものでした。映画の約80％は、米国で最も貧困に苦しむ地域の1つであるこの地区で撮影されました。当初、ジェンキンスが近所の出身であるという噂が広まるまで、制作側は安全性の問題に不安を感じていました。その後、すべてがより良い方向に変化しました。地元の人々がこれほど歓迎的で協力的だったことはありませんでした。ナオミ・ハリスは、撮影中のセットで、これほど感謝され、安心したことは初めてだと語りました。
豆知識・トリビア
撮影監督のジェームズ・ラクストンによると、『ムーンライト』は150万ドルという少ない予算しかなかったそうです（Variety）。バリー・ジェンキンス監督は、ロンドンのBFIで行われたQ&Aで、これを認めました。これは、当時110万ドルと報告されていた『ロッキー』（1976年）以来の「作品賞」受賞作品よりも低い予算です。しかし、もしインフレ調整後の予算であれば、『ムーンライト』は史上最低の予算で「作品賞」を受賞したと見なされなければなりません。
豆知識・トリビア
LGBT映画として初めて、またオールブラックキャストによる映画として初めて、アカデミー賞作品賞を受賞した作品です。
豆知識・トリビア
マハーシャラ・アリは、イスラム教信者として初めてアカデミー賞を受賞しました。
豆知識・トリビア
この映画は、マッカーサーフェローのタレル・アルヴィン・マクレイニーによる未制作の戯曲「In Moonlight Black Boys Look Blue」を原作としています。