紳士のキレキレアクション
このレビューにはネタバレが含まれています
2020年7月6日 15時07分
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総合評価:
5.0
『キングスマン』ドはまりしました!続編やスピンオフが楽しみで仕方ありません。
主人公はアカデミー賞俳優であるコリン・ファースが演じるハリー・ハートなのですが、私は年齢が近いせいもあり、新進気鋭のタロン・エジャトン演じるエグジー・アンウィンに共感して視聴していました。
幼いころに兵士だった父を亡くしたエグジーは、無為に毎日を生きています。母は不安定になり、義父は暴力的で、唯一の救いはまだ幼い異父妹です。
そんなある日、父の取り巻きから盗んだ車で暴走した際、キツネをかばったために捕まってしまったエグジー。
母のため、何とか収監されないようにしようと、藁にもすがる思いで、父の死を知らせてくれた紳士へ連絡を取ろうとするのですが…。なんと、そこから老舗紳士服店を装った、どこの国家にも属さないスパイ組織・キングスマンの新人採用試験に参加することとなってしまうのです。
この作品で映画に出るのは2本目(2014年当時)だったというタロン・エジャトンは、2020年現在ではイギリスが誇るライジングスター俳優に。エルトン・ジョン役を好演した『ロケットマン』が、アカデミー賞候補に入るほどでした。
2014年当時の幼さが残るお顔立ちがかわいすぎて、10代後半か20代初めかな?と思っていたのですが、撮影当時24歳とのことです。
この作品イギリス人俳優の中でも『真の英国紳士』として有名なコリン・ファースのアクション初挑戦作品となります。コリン・ファースといえばエリザベス女王の父であるジョージ6世を演じた『英国王のスピーチ』が有名なので、この呼び名も納得です。
正直、今までコリン・ファースはものすごい『運動音痴』というイメージだったので、その偏見を打ち消してくれるような映画でした。『ブリジット・ジョーンズの日記』シリーズで披露した、ヒュー・グランドとの殴り合いの喧嘩は、街を普通に歩いてる人が殴り合ったら、この程度なんだな。と思ってしまったほどでした。
仕立ての美しいスーツでキレキレのアクションをこなすコリン・ファースを見せて貰えるだなんて、マシュー・ヴォーン監督には感謝しかありません。
物語全体のテンポが良く、音楽もノリノリで最高です。
色々と批判のある作品でもありますが、それを吹き飛ばしてしまうほどの爽快感にあふれる映画でした。
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