実在した狙撃手
2021年8月14日 16時08分
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総合評価:
4.0
実在したネイビーシールズの狙撃手クリスカイルが元ネタの映画です。主演ブラッドリークーパーが肉体改造をおこない、とても素晴らしい筋肉で好演されていました。
アクション描写を中心に感想を述べますと、基本的に狙撃が多いですが狙撃描写の醍醐味を問われると肩透かしをくらうかもしれません。あくまでもクリスカイルという狙撃手についての物語です。戦場で子供を撃つかどうか葛藤したり、気を許したと思ったら敵対勢力に通じていたり、非常に強いストレスを感じていたことがわかります。
個人的にM4ライフルの銃声は作った感があり、正直すこし冷めます。やや乾いた音のほうがよかったかもしれません。アクションを目当てにするとミスマッチになると思います。むしろ、胃がきりきりするような戦場のストレスを感じとることに優れた作品です。
エンディングはとても切ないです。本人もなんとか生きようとした結果と思うと悲しいです。
流石、クリントはこういった映画の監督をすると素晴らしいと思います。