本当の愛について。
このレビューにはネタバレが含まれています
2020年9月11日 11時17分
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総合評価:
5.0
職を失ったルーと、事故で半身不随となり遭い生きる気力をなくしたウィル。ルーの素直さと心の優しさに心を開き自分の気持ちにも素直になっていくルー。しかしルー自身の中で、事故前のようになりたくても慣れない、また自分がこれから生きていくことの価値を見出せず、自分と周りのために死を選ぶ。家族の愛。恋人との愛。人間として正しい選択は何か。それぞれをとても考えさせるものでした。近々話題になっていた尊厳死。生と死についてもとても考え深いものでした。作中の中で、ウィルが死を選んだ事に気がついたルーは、とても悔やみ悲しんだ。しかし、彼の意思を尊重し、ウィルが残りの人生を充実できるよ様々な計画を立て日々を充実していく。一方でルー自身も自分の決断に迷いは少なからずあったが、これから先家族やルーを縛ってしまう事、スキンシップや行動面に対してもルーを十分に愛でることができないことを考えた結果死を選ぶ。互いが互いを思いやり、愛していくこと。それは決して行動だけのものではないと感じました。彼がルーに自分の意思を伝えた時、やはり彼の決断は変わりはない=振られたと考えるのも必然なのだ。しかし彼の死を受け入れ、最後に見送るルーの姿は愛そのものでした。そして、最後にウィルから贈られた手紙でルーはこれから先の未来ウィルのために前向きに考える。そんな描写はとても美しいものでした。
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