踊る楽しさ
2021年8月15日 01時55分
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総合評価:
5.0
日本の名作がハリウッドリメイクされた本作。
リチャードギアもさながら個人的にスタンリートゥッチに悲鳴があがる一作。本当に彼が素敵で、作品に個性を与える重要な役割を果たしています。
主人公は自分の仕事や家族に不満があるわけではないものの、どこか人生に輝きがほしくて意図せずとも社交ダンスと出会います。しかし、周囲に話したりするには年を重ねており、隠れながら趣味にのめりこみ始めます。奥さんはそれを訝しみ探偵を雇って調査するのですが、大会の一件で逆ギレをしますね。個人的には、どうしてあそこまで怒った振る舞いができるのかよくわかりません。ましてや、主人公がスケベ心で始めたわけでもないのは理解しているはずです。
大会中のアクシデントの対応もいまいちですね。自分のジャケットで隠すくらいしたらいいのに。
気になるところが少々あったものの、なによりも社交ダンスの楽しさが登場人物を介して画面から伝わってきます。トゥッチの演技がとてもよくて、本当に楽しそうにみえるんですよね。ラストのダンスも、みんな本当に楽しそうで素晴らしい作品です。