函館の底辺層を取り巻く映画です
このレビューにはネタバレが含まれています
2021年2月19日 14時55分
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総合評価:
3.0
この映画の概要は、スナックのホステスとは名ばかりの、実態としては売春婦を演じる池脇千鶴と、未来に何も見いだせなくだらだら生きている青年を演じる綾野剛の恋物語です。場所は北海道の函館市です。登場人物がいわゆる底辺層である影響なのか、全体的に雰囲気が暗いです。この暗さは函館という港町も影響しているように感じられ、そういう意味では函館市を舞台にしたのは成功ではないかと思います。この暗い雰囲気の中、池脇千鶴の弟を演じる菅田将暉は唯一の明るさを提供しています。明るいというよりも、アホという言葉がぴったりかもしれませんが、いかにもその辺に存在しそうな雰囲気で自然体で演じていました。綾野剛も底辺層を演じる、クセのある役が似合っていました。池脇千鶴は綾野剛とのセックスシーンでヌードを披露しています。しかし小ぶりの胸であるためあまり興奮はできませんでした、セクシー系の演じるのは無理があり、似合っていないと思いました。