パンズ・ラビリンスの豆知識・失敗談

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  パンズ・ラビリンス

  2007年10月6日 上映 / メキシコ / 119分

  4.2/5.0

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  1944年のスペイン内戦で父を亡くし、独裁主義の恐ろしい大尉と再婚してしまった母と暮らすオフェリア（イバナ・バケロ）は、この恐ろしい義父から逃れたいと願うばかり自分の中に新しい世界を創り出す。オフェリアが屋敷の近くに不思議な迷宮を見つけ出して足を踏み入れると、迷宮の守護神が現われ彼女に危険な試練を与える。

豆知識・トリビア

• 豆知識・トリビア
  ギレルモ・デル・トロは彼のアイディアについてのメモと製図でいっぱいの本をそれらが映画や彼がプロセスにおいて必要不可欠と考えるものになる前に編集することで有名です。彼はタクシーの後ろに映画のための数年分のメモを残しました。そして彼がそれらのメモがなくなったことに気が付き、プロジェクトの終わりだと思ったのです。しかしタクシー運転手がそれらを見つけ重要さを理解し、彼を追いかけてやっとのことで返却します。デル・トロはこれは恩恵だと確信し、ますます映画を完成させる決意を固めたのです。
• 豆知識・トリビア
  ギレルモ・デは、予算を二倍にすると言われても、映画が英語で作られるのならやらないと、ハリウッドプロデューサーからのオファーを断り続けました。彼は、ストーリー展開を、マーケットのニーズに合わせるような妥協はしたくなかったのです。
• 豆知識・トリビア
  英語字幕は、監督・脚本のギレルモ・デル・トロ本人によって翻訳されています。しかし、過去の字幕付き映画の翻訳で失態を演じているので、今回の翻訳も当てになりません。
• 豆知識・トリビア
  スティーブン・キングは上映会に出席し、ギレルモ・デル・トロの隣に座りました。デル・トロによると、キングはペイルマンがオフェーリアを追いかけるシーンで身をよじらせて観ていました。デル・トロはキングが後に、「シェイプ・オブ・ウォーター」でオスカーを取ったときのリアクションを見て、この時のことを思い出しました。
• 豆知識・トリビア
  カンヌ映画祭で22分間の拍手喝采を浴びました。
• 豆知識・トリビア
  ギレルモ・デル・トロは、この映画の実現のために、バックエンドのポイントを含めた報酬をすべて放棄しましたが、今でもその価値はあったと思っています。

ネタバレ有り

豆知識・トリビア

• 豆知識・トリビア
  観客は、この映画のほろ苦い結末を、宗教的なメタファーや心理的なアレゴリーとして解釈していますが、ギレルモ・デル・トロ監督は、よりシンプルで詩的な説明をしています。「私はいつも、『暴君の支配は死によって終わるが、殉教者の支配は死によって始まる』というソーレン・キルケゴールの美しい言葉を思い出します。それがこの映画の本質だと思います。死に方を選ぶことで永遠に生きるということです」。