タロン・エガートンがエルトン・ジョンをキャラクターや貢献者として登場させるのは、本作で3作目となります。1作目は『シング』(2016)で、エガートンはエルトン・ジョンの "I'm Still Standing" を歌いました。2度目は、エガートンの『キングスマン:ゴールデンサークル』(2017)にエルトン・ジョンが登場しました。この映画でエガートンは、自分バージョンのエルトン・ジョンを演じています。
豆知識・トリビア
本作に登場する「I'm Still Standing」のミュージックビデオは、映像のほとんどをオリジナルのミュージックビデオから引用し、エルトン・ジョンをタロン・エガートンに置き換えただけです。
映画のラスト近くでは、「I'm Still Standing」の曲とミュージック・ビデオで、エルトンがついに禁酒して依存症を克服したことを祝っていることが暗示されています。しかしミュージックビデオを撮り終えるまで彼は断酒しておらず、実際、デュラン・デュランのアンディ・テイラーは、撮影中のカンヌでエルトン・ジョンと一緒にマティーニを飲んで酔っ払い、エルトンのアシスタントのホテルのスイートルームで徹夜で大規模なパーティーを開いてめちゃくちゃにしたと語っています。翌朝、二日酔いのエルトンが被害状況を確認して「何が起きたんだ?」と尋ねると、アシスタントは「あんたが起きたんだ!」と答え、エルトンはその後すぐにアルコールを断ちました。