がっかりだ…
このレビューにはネタバレが含まれています
2020年9月2日 21時17分
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総合評価:
3.0
何度も見た1作目・何回か見た2作目に対し、この3作目は1度しか見ていない。何しろシナリオが色々と酷かった。「PJなら五軍の戦いを素晴らしく描いてくれるだろう。フィーリ・キーリの最期を美しく悲しく描いてくれるだろう。」そう願いながら今作品を見たが、期待が大きかっただけに、落胆も一段と大きいものとなった。
まず、バルドがスマウグと戦うシーンは大変良かった。ここだけは本当に素晴らしいので、このシーンだけなら何回でも見たい。
しかしフィーリの死に方が雑過ぎて、他の何もかもを台無しにしている。原作ではフィーリとキーリは伯父のトーリンの盾となって死んでいるのに、この犬死に様は何なのか。2作目で弟や伯父との絆を観客に見せておきながら、どうしてこんな雑な死なせ方にするのか全く理解できない。原作と変えるにしても、せめてキーリをかばって死ぬなど、他に方法はあったはずだ。
五軍の戦いも、ドワーフとエルフの共闘シーンまあ良かった。だが原作にいない上に映画でも場違いだったモンゴリアンデスワームや、やたら強すぎるレゴラスがどうにも浮いている。レゴラスが強すぎるせいで、トーリン他ドワーフの面々がショボく見えるのはどうにかならなかったものか。
3部作中、これだけは人に勧める気に全然なれない。特に原作既読の人は見たらガッカリする可能性が高い。見るならスマウグを倒すところまでで止めた方がいい。
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