イングロリアス・バスターズの豆知識・失敗談

• 

  イングロリアス・バスターズ

  2009年11月20日 上映 / アメリカ / 152分

  3.9/5.0

  0件

  1941年、ナチス占領下のフランスの田舎町で、家族を虐殺されたユダヤ人のショシャナ（メラニー・ロラン）はランダ大佐（クリストフ・ヴァルツ）の追跡を逃れる。一方、“イングロリアス・バスターズ”と呼ばれるレイン中尉（ブラッド・ピット）率いる連合軍の極秘部隊は、次々とナチス兵を血祭りにあげていた。やがて彼らはパリでの作戦を実行に移す。

豆知識・トリビア

• 豆知識・トリビア
  ハンス・ランダ大佐を演じる俳優を探していた間、クエンティン・タランティーノは映画を放棄することを考えていた。彼が書いた役は演じることが出来ないと思ったからだ。しかしクリストフ・ヴァルツがオーディションを受けた後、タランティーノとプロデューサーのローレンス・ベンダーの両方が、この役に完璧な俳優を見つけたことに同意した。
• 豆知識・トリビア
  映画の中では主にフランス語かドイツ語、そして少しのイタリア語で会話されており、全体のおよそ30％だけが英語で会話されている。 これはハリウッド映画では非常に珍しいことだ。
• 豆知識・トリビア
  ブラッド・ピットとクエンティン・タランティーノが参加した討論会で、ドイツで生まれ育ったティル・シュヴァイガーはいつもナチスのユニフォームを着ることを拒否したとタランティーノは語った。ユニフォームを着る度に各シーンでナチス一人を殺すことができるという条件で彼は同意した。
• 豆知識・トリビア
  クエンティン・タランティーノは約10年間この脚本に取り組んでいた。
• 豆知識・トリビア
  アーチー・ヒコックス中尉役としてのマイケル・ファスベンダーの演技には、現実との皮肉な重なりがあります。ファスベンダーはドイツ人とアイルランド人の両親の元にドイツで生まれ、アイルランドで育ちました。ドイツ語を第一言語、英語を第二言語とし、現在ロンドンに在住、英語のアクセントや方言にも精通しています。この映画では、ドイツ人を装って潜入するイギリス人役を演じており、流暢にドイツ語を話すことができるが、英語アクセントを隠すことが困難であるという設定になっています。
• 豆知識・トリビア
  これはクエンティン・タランティーノ監督の映画として初めてオスカーを受賞した作品で、クリストフ・ワルツが助演男優賞を受賞しました。ワルツはタランティーノ監督の 「ジャンゴ 繋がれざる者」 (2012年) でもアカデミー賞を受賞しました。
• 豆知識・トリビア
  映画編集者のサリー・メンケによると、俳優達は各テイクの終わりに、”今日は、サリー”とカメラに向かって言うのだそうです。これはクエンティン・タランティーノの以前の映画撮影の時から始まったそうです（キル・ビルVol.1(2003)、キル・ビル：Vol.２(2004)、死の証明(2007)など）。イングロリアス・バスターズはタランティーノの映画でメンケが編集を担当した最後の映画となり、彼女にとって最後となるアカデミー賞ベストエディティング賞にノミネートされました。彼女はその年の後半に亡くなりました。
• 豆知識・トリビア
  ハンス・ランダ大佐（クリストフ・ワルツ）は、この映画で、英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語の四種類もの違う言語を話しています。
• 豆知識・トリビア
  「ユダヤの熊」のバット（イーライ・ロスの）に刻まれたユダヤ人の名前の1つは、アンネ・フランクです。