家族や恋人の愛の物語です
このレビューにはネタバレが含まれています
2020年8月12日 22時38分
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総合評価:
4.0
本作の監督であるローランド・エメリッヒ監督はインディペンデンス・デイやデイ・アフター・トゥモローの監督でもあり、宇宙人や異常気象で地球を何度も滅亡させようとしています。
2012年に実際に世界は滅亡しませんでしたが、2009年にこの作品を観たときは本当に滅亡するんじゃないかとドキドキしました。
主人公のジャクソン・カーティス役のジョン・キューザックさんの演技素晴らしかったですが、本作以外では今まで観たことがありませんでした。他の出演者の方も同様で、超有名どころでない俳優さんを使っているところも内容に集中できてよかったです。
金持ちの美容形成外科医に子供と妻を取られ、小説家としても1作のみで、他に作品が書けず、運転手の仕事をしている主人公が家族を守るために、生き残るためにあの手この手で策を講じます。本当にこういう事態が起きたら、超お金持ちだけが助かり、平民は死ぬしかないという状況になるのでしょうか。助かるためには隣人を信じて、情報を手に入れとにかく動き続けるしかないのでしょうか。もし自分だったらどうするかと考えながら見ていました。
全てを乗り越えた後、仕事のしがらみがなくなった主人公は自分を卑下することなくありのままの自分でいられるようになり家族関係も良くなります。
ローランド・エメリッヒ監督作品らしく壮大なテーマでありながら、家族や恋人の愛の物語でした。