気軽に見て前向きになれる映画
このレビューにはネタバレが含まれています
2021年8月16日 18時56分
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総合評価:
4.0
公開と同時に映画館で見ました。そしてその後、定期的に見たくなる映画です。そして、私が定期的に見たくなる理由はロバート・デニーロ扮するシニアインターンのベンさんに会いたくなるから。
奥さんと死別したベンさんは70歳という年齢ながらインターンという立場で働く事を苦ともせず、毎日前向き仕事に向かう。Tシャツとジーンズでも全然ウェルカムな社風の企業に、きちんとシャツを着てきちんとスーツを着て、スーツケースも持って、ちゃんと準備をして働きに行く。もうそれだけで、年下の私としては尊敬です。
インターンの始めの頃は、「70歳」という年齢のせいで、自分より何十歳も年下の同僚から見下される様な態度をとられる事も多くありますが、決して若者達に高圧的な態度を取ったり皮肉を言うこともない。それはきっと、歳で相手を判断するのではなく、ベンさんがその人の中身を見て相手と話す事ができる人だから。結果みんなが心を開いていくのが映画を見ていてよくわかります。
心ががんじがらめになっていたジュールズも、分かりやすく心を開いていくのは見ていて気持ちも良いものです。
自分が何歳だからという先入観をまずは捨て、人として相手と向き合う事の大切さを考えさせられますし、前向きに日々を生きる姿勢がいかに周りの人にとって良い影響となるかをいつも教えてくれる映画です。