働く女性に見て欲しい
2020年7月17日 22時54分
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総合評価:
5.0
女性の社会進出が進んでいる現代においても、働く女性に対する風当たりは強く、夫が主夫をすることで起こってくる問題もあります。核家族化が進んでいて、家族の問題を親に相談することもできない状況で主人公のアン・ハサウェイ演じるジュールズは、たくさんの人に囲まれていながら、孤独を深めています。そ
んなときシニア・インターンを受け入れることになり、ロバート・デニーロ演じるベンがやってきます。はじめは役に立たなさそうな彼を疎ましく思い、全く相手にしません。仕事を与えず、嫌になって辞職するのを待っているかのような扱いです。それでも彼は全く動じず、自分のできることから、仕事を探して取り組みます。もし自分だったら、そのような扱いを受けて自分から仕事を探してやっていけるでしょうか。少しずつ信頼を勝ち取り、彼は主人公の子供の世話を見るまでに信頼を置くようになります。社員は家族のようなものですが、家族とは違い、そこには一線があります。その一線をきちんと守り、徹底して紳士である彼に大変好感が持てました。どこまでも、信頼してくれて、支えてくれるベン。夫婦もそうですが、人は血のつながりがなくても、親密になって支えあうことができるということを教えてくれた、心がほっこりする映画でした。ぜひご覧ください。