ポルターガイスト現象が力強過ぎる!
2021年8月1日 14時04分
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総合評価:
3.0
事故物件が取り沙汰されて久しい現代ですが、こちらは本場・アメリカのシャレにはならないお家の話です。
念願かなって湖のすぐそばの家を購入したペロン一家。ところがこの家に住んでから、不思議な現象に見舞われます。まず愛犬が死に、娘の夢遊病が再発。妻の体には謎の痣が出るようになり、末の娘は見えない友達と会話をするようになるのです。
せっかく手に入れたマイホームを売りに出すことは出来ず、ペロン一家は心霊研究で有名なウォーレン夫妻の力をかりることを決意します。
しかし、この家に巣くうものは恐ろしい力を持っていて……というあらすじです。
キリスト教圏内では恐ろしいであろう、十字架への冒涜やポルターガイスト現象が次々と現れ、後半にはとんでもないことになります。
特にポルターガイスト現象については「最初からそれをやればいいのでは…?」という力強さ。人ひとりを持ち上げ、壁に打ち付けるわ部屋から引きずり出すわでやりたい放題です。
上手だ思えたポイントは、あくまで幽霊本体をはっきりとは見せないところでしょう。ウォーレン夫妻の妻には霊感が備わっているのですが、あくまでそれは一瞬のイメージとして観客に見せています。そのほうが想像が掻き立てられ、より怖さを演出している印象を受けました。
正直、家を買ったらこんな家だったらすぐ売り払います。ウォーレン夫妻が悪魔祓いに挑むシーンは、手に汗にぎるシーンです。
悪魔という存在が日本人にはピンとこないのですが、キリスト教圏内だったらより怖くみれただろうと思います。もちろん、夏におすすめのヒンヤリとした映画です。