「エリジウム」は美しかったです。
このレビューにはネタバレが含まれています
2021年9月13日 15時16分
役立ち度:0人
総合評価:
3.0
まずは主人公のマックスが、不運な日々を送っているのが不憫でした。
その舞台も荒廃した地球で、超裕福層が暮らすスペースコロニーの「エリジウム」とは雲泥の差でした。
また、エリジウムの防衛長官を務めるデラコートを、ジョディ・フォスターが演じていて、美しいけれど冷たい高官が似合っていました。
そのエリジウムの設計者・カーライルの持つデーターを巡って激しい攻防が繰り広げられますが、身体を改造したマックスの機械が少しお粗末に見えてしまったのは残念でした。エリジウムや、地球からそこまで密航できるという高度な技術を持っている背景の割には、マックスらが使うマシンガンみたいなものも古臭く違和感を持ちましたが、地球の下位層にいる者にはそのくらいの武器が精一杯なのかなぁと思う事にしました。
そのエリジウムには、どんな病気や怪我も一瞬で治ってしまうという夢の様な医療機器があるのはとても興味を惹かれました。
しかし、最後にはマックスにとって究極の選択が待っていたのは、最後まで辛い人生だった様に思えてなりませんでした。