就職活動は社会問題。自分が何者か1分で言えるかな
2020年8月14日 22時42分
役立ち度:0人
総合評価:
4.0
「自分が採用担当だったら、元気のいい新人が欲しいと思うし、就活で疲れていたり、考えがまとまらなくなってたりしているような大学生は欲しくないよな。」「今小学生以下の子供たちが就職する時代にはどんな風になっているのかな。」と、考えながら見ていましたが、最後には想像を超える事実が分かり、全く違う見え方がして来て、とても面白かったです。ドキュメンタリー風作品の得意な三浦大輔監督の素晴らしい采配だと思います。舞台風にしたり、劇団風にしたり、カメラのアングルを変えたり、見せ方が本当に上手いと思いました。
拓人役の佐藤健さん、瑞月役の有村架純さん、理香役の二階堂ふみさん、光太郎役の菅田将暉さん、隆良
役の岡田将生さん、サワ先輩役の山田孝之さんと、超豪華俳優陣で、ちょっとしたシーンでも観ているだけで楽しめます。
大学生という大切な時期のほとんどを就職活動で使ってしまうのは本当に勿体無いと思います。企業側もお金がかかって大変だと思いますし、インターンシップなど、もっと実践にあった形での就職活動は出来ないのかなと社会問題としての問題提起もされていると思います。就職活動は本当に大変だったし、今勤められている会社に入れたことに感謝しなくちゃなとも思いました。
自分って「何者」か、1分で答えなさいって、難しいですよね。