「何にでもなれる」コンフィデンスマン
このレビューにはネタバレが含まれています
2020年8月12日 09時24分
役立ち度:0人
総合評価:
4.0
このコロナ禍の状況下ですが映画「コンフィデンスマンjp プリンセス編」を見てきました。
演出もキャストもストーリーも大変良かったです。キャストで人一倍光っていたのは三浦春馬でしょうかね、やはり。ボクちゃんを演じる東出昌大はいろいろありましたが、ボクちゃんを演じられるのは東出しかいないなと思いました。
ラストになるにつれて、騙しのトリックが明らかになっていき、「あ~そういうことね!」「そこから騙されてたのか!!」となるのはやはりコンフィデンスマンjpならではだと思います。
特に最後のシーンで、今までのストーリーの前提のすべてが覆された感覚になりました。ミシェル・フーとはいったい誰なのか、誰だったのか、ここがポイントだと思います。
「私たちは何にでもなれる」というセリフ、何者かになったとしてもコンフィデンスマンである限りはしょせんニセモノにしかなれないというあきらめに似た吹っ切れ感、そんな中で世界を笑いながら騙していくコンフィデンスマンたちの活躍がアツいなと思いました。
主題歌も、一見盛り上がりにかけるように聞こえますが、今回の映画のストーリーにはマッチしていると思います。
最後にマイナスな点を述べるとしたら前作よりも騙しのトリックが薄かったような気がしたことですかね…。なんというか前作の衝撃が強すぎて、どうしても今回の映画を見ているときに穿った考え方をしてしまい、必要以上に期待しすぎてしまっていた気がします。
あとはやはり、最後にダー子にキャッシュガンでお金を飛ばしてほしかった…!!!!