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このレビューにはネタバレが含まれています
2020年8月7日 07時07分
役立ち度:0人
総合評価:
5.0
DVの父親を殺した母親が15年ぶりに出所してきてからのストーリーですが3兄弟それぞれの人生や性格がよく描かれていました。
タクシー会社を営む元犯罪者の家族。会社には嫌がらせの落書きや張り紙がされますが、出版社勤務の息子が母の記事を書こうとしたり。そんな佐藤健が実家に帰ってから段々と変わっていく姿が印象的です。
兄弟3人全然違うキャラなのが良かったです。
そしてタクシー会社の従業員がみんな良い人なのも救いでした。アットホームな職場ってこんな感じなんですかね?
田中裕子さんの母親役がうまくて。
「これからは自由に生きていける」というセリフが忘れられません。エロ本盗むし飲酒運転の暴走車に同乗してるし。さすが父親ひき殺しただけあって肝が据わってました。
所々笑いもあり暗い感じではないので見やすかったです。
特に大悟には笑いましたが、佐々木蔵之介さんの息子の所で切なくなりました。ちらりと見えた刺青やお酒を一滴も飲まないところには過去があったんですね。
タクシー運転手の方って色々な経歴の方が転職してきますしね。
好きな映画が増えました。近々もう一回見ようと思います。