過去を受け入れ前へ
このレビューにはネタバレが含まれています
2021年8月10日 15時20分
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総合評価:
5.0
ナターシャ・ロマノフは何処から来て何処へ向かったのかが描かれた本作、マーベル映画としては約2年ぶりの劇場公開となりましたがストーリー、演出共に大満足でした。
自らの過去(ウィドウ)に再開し向き合うことで今の自分(ロマノフ)として家族とは絆を結び組織には決着を叩きつけた彼女の活躍が存分に描かれています。終盤のドレイコフとの駆け引きは痛快です。
またタスクマスターが使用する様々な技がこれまでにマーベル作品に登場したヒーロー達の動きを模したものであるのもマーベルファンであるなら興奮するポイントだと思います。他にもいくつものオマージュシーンがあり一度ならず何度も見返す程に新たな発見をすることが出来る作品に仕上がっていると感じました。エレーナやアレクセイなどの登場人物も今後是非クロスオーバーで出演して欲しいこれからの活躍の可能性を感じさせるキャラクターでした。まさにマーベル作品のこれまでとこれからを繋ぐ重要な作品です。時系列的にはシビル・ウォー後の話なので「シビル・ウォー→ブラック・ウィドウ 」と観ると本作の理解が深まります。