エディさんの演技力がすごい。勇気をもらった。
このレビューにはネタバレが含まれています
2020年8月22日 12時35分
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総合評価:
5.0
スティーブン・ホーキングさんについて興味があり、また、ファンタスティックビーストで好きになったエディ・レッドメインさんが出ているということで見始めました。ALSが進んで歩けなくなるシーンや車椅子になるシーンなど、すごい演技力だと思いました。天才で将来も有望なのにどうして自分がこんな病気にならなくてはいかないんだというやり場のない怒りと、奥さんを幸せにしたいのにできていないと自分を責める気持ち、すごく伝わって来て胸が苦しくなりました。
ホーキングと友人のシーンが好きです。車椅子の友人を抱え上げ、移動を手伝ったりしますが、やってやってるという感じはなくすごく自然で、いいなと思います。
ホーキングさんの自伝となっていますので、ホーキングさんも監修されていると思いますが、元奥さんへの愛が溢れているなと思いました。大変な時期を乗り越えて来た同志のような、子供たちを作り上げた共同作業者のような、夫婦の枠を超えているように思いました。そして新しく奥さんになったエレインさんへの感謝も忘れていないように思いました。どこか、奥さんが幸せになることを望んで身を引いたようにも思いました。天才といえど、一人の人間でものすごい葛藤と努力があり、認めてくれる人がいてやっと今の成功があるのだなとおもいました。凡人に私は自分の現状に愚痴を言っている暇など1ミリもないなと勇気をもらいました。