多様な愛のかたち
このレビューにはネタバレが含まれています
2021年1月29日 18時02分
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総合評価:
5.0
実在する天才物理学者スティーヴン・ホーキングの半生を描いた作品です。ALSを診断された主人公スティーヴン・ホーキングを演じたエディ・レッドメインは見事に難病を演じ、アカデミー主演男優賞を受賞して大きな話題を呼びました。
ケンブリッジ大学で物理学を専攻していたスティーヴンは同じ大学で文学を専攻していたジェーンと恋に落ちます。ある日突然スティーヴンは体が動かなくなり、ALSと診断されます。徐々に体が動かなくなる病気に直面して絶望するも、希望を見出し二人は結婚をします。ALSという難病に向き合いながら、2人の関係性が丁寧に描かれています。
どんな夫婦であれ、時の経過とともに人は変わり、関係性も変わります。徐々に二人はすれ違っていき、最終的にお互い幸せであるために別々に生きていく道を選びます。表面上では離婚に至りますが、それで関係性が終わったわけではなく、夫婦でいることだけが愛の形ではないことを知りました。愛とは何かを考えさせられる作品です。