韓国のおすすめ映画一覧

韓国政府に日本軍慰安婦として認められた生存者のうちの1人である90歳のイ・オクソンさんは、1994年に仲間たちと一緒に来日を果たす。彼女は戦後も長い間自分が慰安婦だったことを誰にも言えず、半世紀の時を経てようやく自らの体験を語り始める。被害者の会を自分たちで運営する彼女たちは、決死の思いで日本の土を踏む。

昭和初期。高校生の雄作はニシン漁で富を得た銀蔵の娘・若菜と出会い、たちまち恋に落ちる。しかし、若菜を良家に嫁がせたい銀蔵が仲を引き裂こうとしたため、ふたりは駆け落ちを決意。そんな中、雄作は左翼作家である若菜の兄の巻き添えで逮捕されてしまう。

就活に励むも不採用が続く万年フリーターのチャン・ヨンシル。35歳にしてついにNSA（国家安全保障局）に臨時採用されるが早速解雇の危機に。そんな折、振り込め詐欺に引っかかったパク次長が、金を取り戻すべく、ヨンシルを詐欺組織に潜入させる。

弁護士のヨンジャク（ファン・ジョンミン）は、金にうるさく、年下の愛人ヨン（ペク・チョンニム）とずっと浮気を続けている。ヨンジャクの妻ホジョン（ムン・ソリ）は、近所の舞踊学院で教える主婦。二人には，養子の７歳の息子スイン(チャン・ジュニョン)がいる。高校生のジウン（ポン・テギュ）は、性の好奇心からホジョンを覗き見ていた…。

映画監督のインソン（キム・ジェウク）は仕事がうまくいっている上に、シナリオ作家の恋人ユンジュ（チェ・ジョンアン）との仲も順調だった。ある日、彼は東京から仕事で韓国にやって来た元恋人のミナ（ギュリ）と再会し、彼女に誘われるまま軽い気持ちで泊まりがけの旅に出る。一緒の時間を過ごすうちに、インソンのミナへの思いが再燃するが……。

娼婦（しょうふ）だったヒョンジョンは、犯罪組織を巨大企業ジェチョルグループへと育て上げ、ジェチョル会長の秘書になる。ヒョンジョンがグループのナンバー2として君臨する一方、サンフンという男が闇のフィクサーとしてグループの裏業務を担っていた。だが、次第にグループが健全な経営を目指すようになってきたことから、彼の存在意義は薄れていく。そしてヒョンジョンと因縁のあるチェ検事がサンフンに近づき……。

国民の妖精ともてはやされた、かつての人気アイドルグループ、パープルのメンバーだったシン・ジナ。しかしパープルの突然の解散劇の後は低空飛行、いまやレギュラーは聴取率低迷のラジオ番組「ワンダフル・ラジオ」のパーソナリティーひとつだけ。それでも自尊心の高い彼女は番組でやりたい放題、リクエスト曲を勝手に変えたり、番組中の私語も日常茶飯事。業を煮やした局上層部は最後のてこ入れに、敏腕プロデューサーのイ・ジェヒョクを投入する。最初の顔合わせから二人は猛反発。ジナの意見を無視してジェヒョクは番組の大改編を宣言。ならばとジナも対抗して自分のやりたいコーナーを提案。それがリスナーをスタジオに呼んで思い出の歌をその場で歌わせるという「君に捧ぐ歌」。最初こそとんでもない人選で放送事故寸前までいってしまうも、次第にリスナーの歌にまつわる話が共感の輪を広げ、思いもよらぬヒットコーナーへと変身、聴取率もうなぎ登りに。しかし、そこに現れた一人の女性の思わぬ爆弾発言から、ジナの運命は大きく揺さぶられることに……。

冤罪で逮捕され15年の刑を受けることになったヤクザのピョクトルとケットク。復讐の時を待ちながらやっと出所した2人は後輩のサムボクと再会し、自分たちを陥れたドンパルを捜し出すが、ドンパルから娘のウンジを守ってほしいと取引を持ちかけられる。

ある日、未知の存在が現れ、世界中の全ての人の死を告げる。審判の日を生き残るために、家族の死を目の当たりにした者たちは、周囲の人々のために命を分け与えなければならない。

韓国のとある田舎で暮らす79歳のチェおじいさんは、76歳のおばあさんと二人で暮らしている。おじいさんと牛はこの30年間毎日欠かすことなく畑仕事に出かけ、そのおかげで9人の子どもも立派に育てあげることができた。普通寿命が15年ぐらいだと言われる牛だが、この老牛は40歳になった今もまだちゃんと働いてくれていた。

無職なのに見栄っ張りで、母親から金を無心して暮らすニートのジウン（ソン・ジュンギ）。住んでいたアパートを追い出されてしまい途方に暮れていると、ケチな女のホンシル（ハン・イェスル）にお金もうけの方法を教える代わりに、「2か月間、何でも言うことを聞く」という条件を提示され、ジウンは了承。彼らは少しずつビジネスでもうけを増やしていくのだが……。

サンウは母親が新しい仕事を見つけるまでの間、田舎で会ったこともないおばあちゃんと暮らすことになる。不自由な暮らしに不満を爆発させるサンウはわがままし放題。しかし、おばあちゃんはサンウを叱らず、彼の願いを一心にかなえようとする。

ソウル市の公務員が、北朝鮮のスパイとして逮捕される。韓国国家情報院が確固たる証拠として掲げたのが公務員の妹の証言のみだったことに、「ニュース打破」とチェ・スンホ監督は疑問を抱く。さらに、調査を始めると国家情報院の協力者が証拠書類の捏造(ねつぞう)を暴露して自殺を図る。長期間取材した結果、およそ40年にわたってスパイの捏造(ねつぞう)が行われていたことがわかる。

ある春の日、大学生のさやか(堀春菜)は好意を抱いている友達の唯(福島珠理)と湘南に遊びに出掛ける。目的の場所には唯の親友・桃子(大塚菜々穂)がいて、みんなで海辺の別荘に宿泊することになる。親友同士の唯と桃子の間に入っていけないさやかは次第にイライラし始め、彼女たちの間には微妙な空気が漂い始める。

撮影監督のパク・ヨンス（ソル・ギョング）は、わがまま極まりない女優に辟易（へきえき）しながら撮影していたが、カメラ越しに人影を見つけたため撮影を中断。そのことにより女優の怒りを買ってしまい撮影が中止になったため、ヨンスは飲みに出掛けるが、靴を履かずに街を歩く少女（吉高由里子）と擦れ違い……。（『Kamome』より）