ベルギーのおすすめ映画一覧

刑務所の看守として、至って普通の生活を送っている男JC（フランソワ・ダミアン）。そんな彼の楽しみは、週に1度のタンゴ教室で踊ることだけだった。ある日、タンゴ教室にアリス（アンヌ・パウリスヴィック）という30代の女性が現れる。15歳の娘がいるとは思えないきらびやかな雰囲気を持つ彼女と踊り、普段の生活にはなかった潤いを感じるJC。その翌日、アリスが刑務所に入所している夫と愛人の双方と面会している姿を見て驚く。美しいだけでなく、自由に生きている彼女に少しずつ心惹（ひ）かれていくJCだったが……。

英国のエリザベス女王に最も気に入られているコーギー犬レックスは、大切に育てられてきた。ある日、レックスは宮殿を飛び出し、生まれて初めて外の世界に触れる。そんなレックスにさまざまな試練が降り掛かる。

「幸福」という意味の名前を持つシングルマザーのフェリシテ（ヴェロ・ツァンダ・ベヤ）は、コンゴの首都キンシャサのバーで歌いながら、一人息子を育てている。ある日、息子が交通事故に遭ったのをきっかけに、フェリシテは歌えなくなってしまう。

悪友のヤバい仕事につき合わされた画家・アダムは、美しく完璧な肢体を持った謎の美女と出会う。翌日、なぜか彼女がアダムのアパートに現れ、家賃の値上げを迫る管理人を殺してしまう。その日から、彼女の魅力に溺れたアダムの異常な日々が始まった…。

突然心臓が止まり、このままでは3日以内に死ぬと言われたジャン・ルイ。死を回避するためには、実母にとんでもない頼みごとをしなければならず...。

愛用のバイオリンを壊された音楽家ナセル・アリ（マチュー・アマルリック）は、代わりのバイオリンを探したが見つからず、とうとう死ぬことにした。ベッドに横たわったナセル・アリは人生を追想する。修行の日々から人気者だった時代、大好きなソフィア・ローレンとチキンのプラム煮、そして成就しなかった恋。数々の思い出がナセル・アリの脳裏によみがえる。

1883年のイギリス。父カール・マルクスを亡くした活動家のエリノア・マルクス(ロモーラ・ガライ)は、女性や子供、労働者の権利向上のためにまい進する。しかし一方で、恋人である劇作家で社会主義者のエドワード・エイヴリング(パトリック・ケネディ)の不実さに苦悩し、孤独を募らせていく。

秋の収穫期、農村にやってきた流れ者。村は男を受け入れるが、彼には秘密があった。しかし村にも秘密があることに男は気付き始める。美しい田園地帯を背景に、犯罪とエロスが入り混じり、意外な展開へと突入する驚きのスリラー。

夫のリシャール(バンジャマン・ビオレ)に浮気がばれたマリア(キアラ・マストロヤンニ)は、怒った彼から離れるため、自宅近くのホテルの212号室で一晩を過ごす。窓越しに夫の様子をうかがうマリアの前に、20年前の若きリシャール(ヴァンサン・ラコスト)が現れ、さらにマリアの元恋人たちも姿を見せる。

世界的な伝染病のためわずかな人類だけが生き残った地球では、夜になると人間を狩るクリーチャーがうろついていた。なんとか生き延びてきたジュリエット(ブリタニー・アシュワース)は、食料などを求めて奔走する中、事故に遭って身動きが取れなくなってしまう。日が暮れると、彼女は何かが近づいてくる気配を感じる。

1912年。ロット（レベッカ・ホール）の屋敷に、夫ホフマイスター（アラン・リックマン）の個人秘書として、頭が切れる青年（リチャード・マッデン）がやって来る。若妻のロットは青年と惹（ひ）かれ合うも、触れ合うことも甘い言葉を交わすこともなかった。そんな中、青年が南米へ転勤することに。二人は思いを確かめ合い再び会おうと誓うも、間もなく第1次世界大戦が始まり……。