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悪の寓話
2020年 / イタリア / 98分新しい世代の台頭を予感させる1988年生まれで双子のディンノツェンツォ兄弟の長編第2作は、とりたてて変わったことはなさそうな日常が徐々に壊れていく群像劇。ローマ郊外、夏。近所と程良い関係を築き、息子と娘が成績優秀なプラチド家には特に問題がなく、普通の家族のように見える。だが、実のところは子供たちに無関心だったり、父親にはサディスティックな傾向があったりし、周囲の大人たちの醜悪さを見抜いている子供たちは大胆な行動を取る。
ローズヒルの女
1989年 / フランス / 95分
マッド・ハイジ
2023年7月14日 上映 / スイス / 93分チーズ会社社長にしてスイス大統領であるマイリは、独裁者として君臨していた。そんななか、アルプスに暮らすハイジの恋人・ペーターが闇チーズ売買の罪で処刑され、ハイジのおじいさんも山小屋ごと爆殺される。愛する者を失ったハイジは、復讐の鬼と化し…。
霧笛
1934年 / フランス / 83分
エイト
2010年 / スイス / 9分敵軍の空軍機が墜落し、負傷したパイロットを捕獲する男。パイロットに銃を向けながら雪の山道を歩くが、そんな中、男は地雷を踏んでしまう。
The Hedge Theater (原題)
2002年 / アメリカ / 19分
Mary Queen of Scots(原題)
2013年 / フランス / 120分
ラスベガス大火災
2001年 / アメリカ / 92分
湖の紛れもなき事実
2023年 / フィリピン / 215分ドゥテルテ政権下の麻薬取締りで大量の血が流れるなか、良心ある警察官として苦悩するヘルメス・パパウラン警部補は、火山灰地の湖で起こった15年前の未解決事件を追い続ける。「麻薬戦争で無意味に死んだ何千もの罪なき人々に対して、有能な警察官に何ができるのか」(プレス資料)と問うラヴ・ディアスは、ドゥテルテ前政権の圧政を告発する怒りに満ちた作品を撮り続けており、前作『波が去るとき』(TIFF2022)に続いて本作でもパパウラン警部補を主人公に据え、良識ある警察官が苦悩しながらこの時代をいかに生きたのかを検証している。ロカルノ映画祭でパパウラン役のジョン・ロイド・クルーズが最優秀男優賞を受賞。
試合
2020年 / スイス / 17分ホイッスルの音と共にスタジアムに歓声が湧き上がる。選手は興奮した様子で抗議し解説者がコートの状況を伝える中、全視線が主審に注がれる。彼はスタジアム中の熱狂の矛先を決める決断を迫られているのだ。
モティの目覚め
2018年 / スイス / 94分ユダヤ人女性との結婚を母親にせっつかれ、うんざりしていたモティが、クラスメートのローラに恋をする。でも、彼女との関係をあの母が許すわけがない...。
Messidor(原題)
1979年 / スイス / 123分
アルゲリッチ 私こそ、音楽!
2014年9月27日 上映 / フランス / 96分1941年、アルゼンチンの首都ブエノスアイレスに生まれたマルタ・アルゲリッチは、幼いころからすでに音楽家としての頭角を現す。ペロン大統領のはからいにより奨学金をもらい、12歳でウィーン留学した彼女は16歳で二つのコンクールで優勝する。その後、24歳でワルシャワのショパン国際ピアノコンクールで優勝し、世界各地で人々を魅了し続けている。
アラビアン・ナイト 第1部 休息のない人々
2015年 / ポルトガル / 125分『熱波』(2012)などで知られるポルトガルの鬼才ミゲル・ゴメス監督が2015年に発表した全3部6時間21分の大作の第1部(『第2部 孤独な人々』(132分)、『第3部 魅了された人々』(125分))。「千夜一夜物語」をモチーフに、ドキュメンタリーとドラマの融合など、大胆な実験的手法で現代ポルトガルを描く野心作。“ポルトガルで今最も注目すべき才能”と呼ばれるミゲル・ゴメス監督は1972年生まれ。『自分に見合った顔』(2004)で長編デビューを果たし、本作に通じる実験的手法を用いた第2作『私たちの好きな八月』(2008)も高い評価を受けた。最新作『ツガチハ日記』(2021)は、第74回カンヌ国際映画祭「監督週間」でプレミア上映された。\n2013年、経済破綻寸前のポルトガル。造船所の閉鎖によって多くの失業者が発生、大規模なデモが起こる一方、養蜂業者はスズメバチの襲撃に頭を痛める。映画はやがてドキュメンタリーから一転、「千夜一夜物語」のように、夜明け前に鳴いて裁判にかけられる雄鶏や失業で恒例の寒中水泳大会に出られなくなった男の話など、混迷の現代ポルトガルを舞台にした様々な物語が語られていく。
ステッペンウルフ/荒野の狼
1974年 / アメリカ / 107分
イカルスの飛翔
1974年 / スイス / 3分
グローリア!
2024年 / イタリア / 100分
TNSへのお別れ
1998年 / フランス / 7分
狼と羊
2016年 / アフガニスタン / 86分アフガニスタン中央部の山間部の村で、神話や魔法と共存しながら暮らす人々の伝統的な日常生活を、子供たちの姿を中心に描く。2016年のカンヌ映画祭監督週間でプレミア上映された、アフガニスタンの映画作家シャフルバヌ・サダトの半自伝的な長編デビュー作。
アンラッキー・セックス またはイカれたポルノ
2022年4月23日 上映 / ルーマニア / 106分ルーマニア、ブカレスト。名門校の教師であるエミは、コロナ禍の街をさまよい歩いていた。夫とのプライベートセックスビデオが、意図せずパソコンよりネットに流失。生徒や親の目に触れることとなり、保護者会のための事情説明に校長宅に向かっているのだ。しかしそこにはブカレストの街を漂流するかのように、エミの歩く姿が映し出されるだけだ。彼女の抱える不安や苛立ちは、街ゆく人々も共有する怒りと絶望であり、さらにはその街、引いては世界の感情そのもののようであった。猥雑で、汚れ、怒りを孕んだ空気が徐々に膨れ上がっていく…。ルーマニアの鬼才ともいうべきラドゥ・ジューデ監督は、そうした社会の胎動をエミに託し、いきなりのハードなセックスシーンをプロローグとして、続けて物語を三つのパートに分けていく。さらに三つの結末を用意する“マルチエンディング”で、監督はポルノグラフィという問題をブラックコメディとして見せ、映画を終息させる。コロナ禍で浮き彫りにされた社会の偽善や偏見を露見させ、類を見ない傑作の誕生となった。