チリのおすすめ映画一覧

アンデス山脈のふもとにあるアトリエで暮らす、彫刻家のフランシスコ・ガシトゥアは、石と金属を使用した作品を製作する。同じく彫刻家のビセンテ・ガハルドは、家族が持つ採石場で石を掘り出すことから始め、その石を掘り進めてアート作品に変身させていく。そして映画監督のパブロ・サラスは、1980年代以降、軍事政権による暴力や民衆による抵抗を記録し続けてきた。

グロリア・ベル(ジュリアン・ムーア)は離婚や子育てを経験し、今は自由な日々を送っていた。ある日、グロリアはクラブでアーノルド(ジョン・タートゥーロ)という年配の男性に出会う。紳士的で知的なアーノルドとの交際は順調に進むが、グロリアはデート中に彼の元妻や娘たちから頻繁に電話がかかってくることや、彼が二人の関係を家族に秘密にしていることが気にかかっていた。

アウグスト・ピノチェトは、生きることに疲れた吸血鬼。だが、家族から、最後にもう一仕事してからでないと死なせないと言われ...。

明らかな女性的視点で描かれる本作は、母性の中で相互に絡み合う愛と恐怖を追求する幻想的な物語です。アマンダという名の女性が、娘のニナと休暇を過ごすために、静かなアルゼンチンの村を訪れます。彼女は常に娘のことを気にかけ、娘を守るために必要な\救える距離\を絶えず測っています。やがて、アマンダは彼女を取り巻く世界が、見かけとは違っていることに気が付きます。アマンダが周りの状況を理解しようと困惑する中、デヴィッドという名のその土地の少年が、アマンダに問いかけてきます。美しい田園風景とは対照的に、闇の力と激しい感情、そして広がる危険が織りなす不気味なストーリー。サマンタ・シュウェブリンの同名小説を、ペルー人監督クラウディア・リョサが映像化します。

チリの男性が宝くじに当選したと名乗り出て、国中の注目を集める。賞金で人生が変わるはずが、当選券の状態が悪く、本物かどうかを確認する調査が行われる。そのてん末を追うドキュメンタリー。

見知らぬ土地で目を覚ました近藤誠は、死後の世界に居ることに気づいていない。\n経営をしている会社のことを気にかけて早く帰国したいと願うが、誰も自分がどこにいるかを教えてくれない。\n一方、息子を失った近藤清は、生前、誠に何もしてあげられなかったことを悔やみ、\n息子と幼少時代に共に過ごした町に戻り、弔うように思い出を辿りはじめる。\n彷徨う２つの想いは、あの世とこの世を交錯しながら、めぐり会えるのだろうか？

妻が他界し新たな生きがいを探していた83歳のセルヒオさんは、80歳から90歳のスパイを募集する風変わりな求人に応募し、採用される。依頼内容はある老人ホームの内偵で、親が虐待されているのではないかと疑う依頼主のため、ホームでの様子を毎日報告するというもの。老人ホームに入居した彼は人生初となるスパイの仕事に奮闘する一方で、悩みを抱えた入居者たちの良き相談相手となっていく。

国土が縦に細長いことで知られる南米・チリ。そんな西パタゴニアと呼ばれるこの地域の海底で、あるボタンが見つかる。そのボタンを通じて、政治犯として殺された人々、祖国を奪われた先住民、そして過酷で雄大な自然の中で流された多くの血の歴史を映し出す。

チリの作家マリア・カロリーナ・Gが恋人を殺害し、裁判所で秘書として働く内気なメルセデスはこの事件に強い関心を抱く。やがてこのふたりの女性の人生が、思いがけない形でつながり始める。

1948年のチリ。共産党員のパブロ・ネルーダ（ルイス・ニェッコ）は大統領に弾劾され、警察官ペルショノー（ガエル・ガルシア・ベルナル）は大統領からネルーダの逮捕を直接命じられる。ネルーダは逃亡生活に刺激を受けながら、詩集「大いなる歌」を完成させる。ネルーダはペルショノーを手玉に取り、追跡劇はさらに危険なものになっていく。