ミステリーのおすすめ映画一覧

厳格なベジタリアンの家に育ったジュスティーヌ（ギャランス・マリリエ）は、姉も在学する獣医学校に入った後、新入生の通過儀礼としてうさぎの生の腎臓を食べることを強要され、口にしてしまう。その日を境に、ジュスティーヌの隠れた本性が明らかになり……。

2052年、ベルリン。移民問題や東西間の紛争で混乱状態にある街のクラブで、物静かな男レオはバーテンダーとして働く。彼は幼い頃に喉に傷を負い、母親が手術を拒否したことで声を失っていた。そんなレオは、同じクラブで働くナディーラと愛し合うようになり、ささやかな幸せを手に入れる。しかしナディーラは、理由も言わずに突然失踪。唯一の生きがいを失ったレオは、わずかな手がかりをもとにナディーラを探すうちに、混沌とした街の裏社会に入り込んでしまう。

ある晩、クラブ経営者の智也（坂元健児）は、ホステスとして店で働く婚約者の亜貴（柴田かよこ）と一緒に、教員を定年退職した父忠志（渡辺裕之）に内緒でパーティーを計画する。パーティー当日、会場に集まった元教え子たちは忠志との思い出を口々に語っていた。ところが忠志は、智也に対して、このパーティーは誰が企画したのかと不可解な面持ちで尋ね……。

常人離れした知能指数を持つが日常生活には順応できない男、マックス・コーエンは自作のスーパーコンピュータを用いて日々株式市場の予測を行っていた。「世界に存在する事象のすべてはそれぞれ一つの数式で理解できる」と信じる彼の前に、ある日コンピュータが巨大な数字の塊を吐き出した。216桁のその数字には、かつて円周率 (π) を研究していたマックスの師ソルも辿り着いていた。彼はその日を境に216桁の数字が持つ不可思議な魔力に取り付かれていく。

レイモンド・チャンドラー原作『大いなる眠り』をハワード・ホークスが映画化したフィルム・ノワールの古典的名作。探偵フィリップ・マーロウを演じるのはハンフリー・ボガート。

あれから2年－。大学生となったシドニーは、凄惨な事件を忘れ、楽しい学生生活を送っていた。そんな中、事件の顛末を記した本がヒットし、映画化される事に。その映画の試写会場で、かつての事件と酷似した殺人事件が起こる。

昇進をきっかけに東京に住むことになった富山良平(染谷俊之)は、不動産屋の岡崎(中村優一)から黒蝶と呼ばれるブラックダリアの絵画が飾られた部屋を紹介される。岡崎に強く勧められ、アパートで出会った美女の佐伯美緒(水沢エレナ)のことも気になって、富山はその部屋に入居することを決める。

「100年に1度、村から子供が消える」という伝説がある村に暮らす高校生の野田耕太(佐野勇斗)は、東京から転校してきた天童(本郷奏多)と仲良くなる。仲間たちと青春を謳歌(おうか)していたある日、突如友人の一人が姿を消し、村中が騒然とする。やがて仲間たちが一人、また一人と行方不明になり、転校生の天童に疑いの目が向けられ......。

『発狂する唇』の佐々木浩久監督が放つ怪談作品。記憶の全てを失くした冴子は、真一と名乗る夫と暮らす。毎夜、悪夢にうなされる冴子。それと共に冴子の周りでは、怪奇現象が続くようになる。それには真一の祖父・茂三の日記に書かれていた終戦直後に遊郭で知り合ったというお吉という女の呪いがあるというのだが…。

2020年、担当大臣の汚職による東京オリンピック中止と新興宗教による毒ガス散布未遂事件。ふたつの大事件の影で起こったコンビニ経営者惨殺事件、通称「イカロス」。被害者の息子士郎と交流のあった紗凪は、刑事から取り調べを受けることになる。解離性同一性障害を患う彼女と彼女の中に存在する人格たちは、それぞれの視点から回想を始めるが…。

ウズベキスタン国家保安庁特殊部隊のティムールは、3年前に行方不明になった弟のジョニーが生きており《スコルピオン》と呼ばれる国際テロ組織のメンバーになっているという情報を掴む。ティムールはジョニーを捜索するため、独断でモロッコに潜入。スコルピオンによるテロ事件の現場でジョニーと再会するが逮捕に失敗してしまう。テロリストたちの次のターゲットは、兄弟の祖国ウズベキスタンだった。スコルピオンの計画を阻止しジョニーの身柄を確保するため、ティムールは危険なミッションに挑むが。