映画一覧

不気味なマスクをかぶった武装グループが銀行に現われ、銀行員や客に機械による音声で指示を出しながら、瞬く間に強奪を成し遂げて去っていく。モンゴメリー（クリストファー・メローニ）率いる捜査班が現場に急行するが、同じグループによってほかの銀行が襲撃される。やがて、二つの現場から任務中に死亡した兵士の指紋が採取され、銀行の金庫からある書類が奪われていたことが判明する。さらに調べを進めると……。

バーニーはせこいこそ泥。ある夜、彼の目の前で飛行機が墜落する。嫌々ながらも、煙の立ちこめる機内から負傷者を救出した彼は、乗客の財布を失敬して姿を消す。事故機に敏腕レポーターのゲイルがのりあわせていたことから、マスコミ挙げての "謎のヒーロー"探しが始まる。しかし、名乗り出たのはバーニーではなくハンサムなホームレス、ババーだった・・・。

震災の影響で取り壊しが決まった銀座の古い名画座を営む支配人のクミコ（秋吉久美子）と年下の夫ショウタ（染谷将太）は、複雑な心境で最後の日がくるのを待っていた。劇場には地震や放射能に対してやきもきしている個性的な客が次々と来場。彼らが映画の休憩時間ごとにさく裂させる人間模様は、クミコに途方もない決意をさせ……。

三次は、死んだ親父・宗七のよしみで町火消「に組」の初五郎に引きとられた。そんな三次にはおきぬという幼馴染みがおり、彼女には旗本・尾形玄蕃との縁談が持ち上がっていた。ある日、火事が発生し、駆けつけた「に組」と定火消の一隊がトラブルになる。

交際して1年の恋人から求婚された長谷由布子。一生の大事を決める前に、文通をするだけで顔も知らない姉に会おうと思い立った彼女は、オーストラリアへ向かう。だがシドニー空港に姉の姿はなく。代わりに由布子を待っていたのは、西条という謎の男だった。

パリの小さなレストラン、小マルギュリー亭は閉店することになった。シェフのイポリットは妻のジョゼフィーヌと共に、最後の晩餐会を準備する。招待客は、息子で作家のバルナベ、その妻マリア、それと若い仲間たち。夫妻は1960年、このレストランを始めた頃のことを回想する。客たちもまた、このレストランでの思い出を語り始める……。