始めから最後まで一気に観れる。なんといっても登場人物がとても魅力的。主人公のジャック・スパロウはもちろん、手下のギブスまでも、なんとも愛くるしい。
特に印象的だったのは、適役のサラザールである。今回初めて本シリーズに登場したキャラだが、強烈なインパクトを残した。陸上でも髪の毛が水に漂うように揺れていて、海中に囚われているというサラザールの運命を表していた。海の怪物と恐れられているサラザールが、人間だった時のことも描かれており、悪役を単なる悪者だけで終わらせないこともこの映画のいいところだ。
この映画を一言で表すとすれば、「THE エンターテインメント」最初から最後まで観客を飽きさせない工夫がたくさん詰まっている。音楽も映像もとても綺麗。登場する個性豊かな船達は、見ているだけでとても楽しい。まさにシリーズの集大成といったところだ。特に、全シリーズのキャラクターが大集結感は、パイレーツファン必見といったところだろう。