遊んでばかりのいわゆる陽キャなクラスメイトたちがガリ勉な自分たちと同じくらいハイレベルな学校に進学することを知って、勉強に捧げてきた時間を取り戻さなきゃ!と卒業パーティに乗り込むところから物語はスタート。
場所の分からないパーティ会場を図書館で調べたり、他人にばれたくない会話を中国語で喋ったり・・・二人のガリ勉なやりとりがとにかく笑える。
他のクラスメイト達のキャラクターも本当に個性的で面白くて、キャスティングがすごく今っぽく感じた。
この映画のすごいところは、今までの青春映画ではお決まりだったいじめっこや悪者が一切出てこないところ。
モリーはいわゆるポッチャリ体型ではあるけど、体型をイジるようなセリフは一切出てこない。また、エイミーは同性愛者であることをカミングアウト済みで、それについてイジるような人も周りに一切いない。
二人でいる時もいつもお互いのことを尊重してめちゃくちゃ褒めあって、たったそれだけのことなのに、こんなに安心して映画を楽しめるなんて・・・!と感動。
ラストでは、頭でっかちになって他人と関わろうとしなかったことを後悔するモリーにすごく共感した。
喋ってみないとその人の本性は分からないし、もっと早くに打ち解けていれば高校生活ももっと楽めたかも。
だけど、最後の最後でパーティにいく決断をして、それに気付けたことはすごく大きなことだと思う。えらいぞモリー!
とにかく頭からっぽで見れて、友情って最高!!!と思える映画です。