とっても切ないラブストーリー。ただ、ミュージカル映画独特の楽しい雰囲気の映画で、始まりからコミカルな音楽とダンスで魅了される。ミュージカル映画という点にのみ重点を置くと、正直レベルの高い映画ではないと感じる。主演のエマ・ストーン、ライアン・ゴズリングの歌唱力、ダンスのレベルは決して高くないと思うが、映画全体としてとても良い作品だと感じた。
映画館で鑑賞したが、映像は独特の色使い、音楽もとても良く映画とマッチしていて、映画館で見て後悔しない内容だった。
エマ・ストーン、ライアン・ゴズリングの共演はこの映画で既に何度目かになるが、他の共演作を見た後でも、特に違和感なく見ることが出来た。
この映画の見どころの一つは、ライアン・ゴズリングのピアノ演奏のシーンだ。実際に本人がこの映画のためにピアノを猛特訓をしたのだとか。ライアン・ゴズリングのピアノを弾く姿や、夢へ向かって進む中での葛藤など、色々な感情が表現されていた。
最後の結末は、本当に切ない。映画を見た後に周りと意見交換をしたが、人によって結末の捉え方が違っていて興味深かったので、ぜひ映画を見た後に誰かと感想を言い合うのをお勧めしたい。