1981年の映画バットマンでのジャック・ニコルソン扮するジョーカーがあまりにも有名ですが、ジョーカー自体は1940年当初から既にバットマンシリーズに何度も登場している大人気の悪役キャラクターです。
この映画はそのバットマンの宿敵ジョーカー(The Joker)が、コメディアンを目指す下積みの道化師の仕事をしている冴えない男が、ゴッサム・シティの悪の支配者になるまでのストーリーを映画化したものです。ですので、劇中ではバットマンは出てきません。
しかし、そこは名映画監督のトッド・フィリップス、映画ではバットマンは出てきませんが、映画バットマンに続くようなカットがちゃんと入っていたりして、バットマン好きにはたまらない隠し要素があって楽しめる映画です。ちなみにこの監督は、「ハングオーバー」の監督でもあり、ユーモアたっぷりに映画のストーリーを組み立てることでも有名なので、本作のジョーカーでもその才能が遺憾なく発揮されています。