ダークナイトの豆知識・失敗談

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ダークナイト
2008年8月9日上映 / アメリカ / 152分

4.5/5.0

8件

悪のはびこるゴッサム・シティーを舞台に、ジム警部補（ゲイリー・オールドマン）やハービー・デント地方検事（アーロン・エッカート）の協力のもと、バットマン（クリスチャン・ベイル）は街で起こる犯罪撲滅の成果を上げつつあった。だが、ジョーカーと名乗る謎の犯罪者の台頭により、街は再び混乱と狂気に包まれていく。最強の敵を前に、バットマンはあらゆるハイテク技術を駆使しながら、信じるものすべてと戦わざるを得なくなっていく。

豆知識・トリビア

豆知識・トリビア
出演者のマイケル・ケイン的には、ヒース・レジャーのジョーカー役が意外と80年代のバットマンシリーズに同じジョーカー役を演じたジャック・ニコルソンを超えたと話している。
「ジャックのジョーカーはピエロのような良性だが邪悪的な存在だった。笑わせてくるような面白いところもあった。ヒースは真逆で、ものすごく怖いサイコパスのようなジョーカーを演じている。」
マイケル・ケインが初めてヒース・レジャーに会った時は撮影中でレジャーがジョーカーの演技をしている時だったが、演技の怖さのあまりにケインが自分のせりふを忘れてしまったという。
豆知識・トリビア
ジョーカーの役作りのため、ヒース・レジャーは約6週間、モーテルの部屋にこもりました。この長いひきこもり生活の間、レジャーはジョーカーの心理的部分を深く研究していました。彼はジョーカーの顔の動き、声とそのサディスティックな笑いを表現することに専念しました（声についての彼の目標は、ジャック・ニコルソンが1989年のジョーカーの役で作り上げたトーンとは全く異なる声を作り上げることでした）。レジャーは、ジョーカーの外見を、主にパンクロックロッカーのシド・ヴィシャスの無秩序で乱れた外観と、クロックワークオレンジ（1971）のマルコム・マクダウェルのキャラクターであるアレックス・デ・ラージの精神病特有のマンネリズムを組み合わせたものに基づいていると解釈しました。
豆知識・トリビア
2008年1月22日のヒース・レジャーの薬物中毒による突然の死により、この映画の状態と、死に至る前のレジャーの傾向について緊急に考慮することが必要だった。レジャーの死が発表された直後、レジャーが撮影後の作業（アフレコ）と共に彼の重要な撮影を全て終わらせていることを確認したと「ワーナーブラザーズ」は声明を発表、そのためこの「ジョーカー」が彼の最後で完全な映画となった。強烈な役を演じたことがレジャーの精神状態に影響を与え、うつ状態になり結果的に間違った組み合わせの薬の服用したという噂が多く流れた。しかし彼はうつ状態では全くなく、役を演じることをとても楽しんでいたと、彼の家族はその噂を否定した。レジャーは生涯を通じて不眠症に苦しみ、睡眠薬と他の処方薬を一緒に服用することがよくあった（彼の妹が彼の死の前夜に実際にそれを注意していた）。残念なことに彼がその夜に服用した組み合わせは、致命的であることが証明された。
豆知識・トリビア
ヒース・レジャーは、ジョーカーがGCNに送信する両方の自家製ビデオを監督した。偽のバットマンを含む最初のビデオは、作家、プロデューサー、そして監督のクリストファー・ノーランの管理のもとで製作した。ノーランは、レジャーがその一連のシーンをうまくやっていると思ったので、記者のマイク・エンゲルがジョーカーの声明を読むシーンを撮影するとき、そこにいる必要はないと感じた。彼はレジャーを信頼しやりたいことを何でもやらせ、最終的にビデオを見た後、結果に満足した。
豆知識・トリビア
SWAT部隊のトラックに追いかけられるシーンが撮影された時、世界でたった4つのうちの1つのIMAXカメラが破損しました。
豆知識・トリビア
レイクストリートでの追跡シーンの撮影中、シカゴ警察署は心配した市民から「警察が製造元・モデル不明の濃い車との車両追跡に巻き込まれている」との通報を数件受けました。
豆知識・トリビア
この映画はヒース・レジャーへ捧げられていますが、撮影車に乗車していて事故で死亡したスタントマンであるコンウェイ・ウィックリフに対しても哀悼の意を示しています。
豆知識・トリビア
リースというキャラクターは、バットマンの正体を晒そうとたくらむリドラーをほのめかしています。エドワード・ニグマという名前が（E.ニグマ）「エニグマ」のように聞こえるのと同様に、ミスター・リースは「ミステリー」のように聞こえます。
豆知識・トリビア
バットマンビギンズ(2005)の国内総収入額を公開からわずか6日で上回りました。
豆知識・トリビア
バットマンは映画の中でランボルギーニ・ムルシエラゴを運転します。スペイン語で「バット」は「ムルシエラゴ」です。
豆知識・トリビア
ジョーカー役の俳優を決めるのには大変時間がかかりましたが、脚本家、プロデューサー、そして監督のクリストファー・ノーランの中では常にヒース・レジャーが第一候補でした。ノーランはバットマン・ビギンズ（2005）のキャスティングの際に、ブルース・ウェイン／バットマン役の候補としてレジャーに会いました。しかし、その時は、二人とも役に合わないということで一致しました。ジョーカー役をキャスティングする際、ノーランはレジャーの前に何人かの役者に会いましたが、ジャック・ニコルソンがバットマン（1989）で演じたジョーカーの人気が高い為、皆その役を演じるのを嫌がりました。レジャーと再度会い、ノーランは彼こそがジョーカー役に最適だと思いました。この意外なキャスティングについて問われたノーランは、レジャーに決めた理由を、「彼は恐れ知らずだから。」と答えました。

失敗談・うっかりミス

失敗談・うっかりミス
映画の車に見られるナンバープレートはすべてイリノイ州のプレートであると言われていますが、実際は、そうではありません。イリノイ州のプレートに似ていますが、実際には架空のゴッサムのプレートです。映画製作者によって作成された「ゴッサム」プレートは、シカゴでの撮影中にバックグラウンドショットで一部がすり抜けてしまう場合に備えて、イリノイ州のプレートに似ているように作成されました。