まずは旧作版のこちらを見ましょう!怖すぎる
このレビューにはネタバレが含まれています
2020年8月14日 09時06分
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総合評価:
5.0
南極基地に落ちた謎の物体、それは宇宙から飛来した何者かでした。近づいたものに寄生する性質を帯びたそれは、犬に、そして人に化けていきます。
南極という極限状態、しかも閉ざされた基地でまた一人、一人と死んでいきます。エイリアンに寄生された隊員たちは、自分が寄生されたという自覚もなしに死んでしまうのです。もうこの設定だけで怖いです。
最も恐ろしいシーンのひとつに、「誰がエイリアンに寄生しているのかを調べる」というものがあります。火炎に弱いエイリアンは炎を近づけると正体を現し、立ち去っていくのです。そのためひとりひとりが熱源を当てていくのですが……。この時、寄生されていた人物の発見されたときのアクションとエイリアンの叫びと言ったら!ひとりで見るのをちょっと後悔したものです。
自分の中に違う生き物がいる、いわゆる「乗っ取り」がテーマですがそれにプラスして「極限状態」が加わります。南極で眠っていたエイリアンを起こしてしまった彼らはどうやって彼らを滅亡させるのでしょう。ミサイルもなく、しかも姿もわからないものに……。この見えないものに立ちむかうというのが、恐ろしく同時に目を放せない要因となっています。
2011年には「ファーストコンタクト」という新版も作られましたが、やはり初回の極限状態ホラーが最もハラハラします。まずはこちらをご覧ください!