わずかな予算でもいい作品
2021年2月17日 12時35分
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総合評価:
4.0
本作のスピンオフのような立ち位置の「パラノーマル・アクティビティ第2章TOKYO NIGHT」を観てから視聴しました。
そちらも非常に面白かったのですが、やはり本家。
とても面白く観ることができました。
この作品でもっとも話題になっているのは「予算が少なかったが、興行収入が非常に高かった」という点。
モキュメンタリー形式で描かれており、登場人物も少なく、確かに低予算映画の雰囲気を出してはいますが内容はぎゅっと詰まっていていいです。
謎の怪奇音に悩まされていた同棲中のカップルが、その真相を解くべく寝室にカメラを設置して……という展開。
この定点カメラの活かし方がいいです。
例えば、カメラの映像を早送り。しかし、ある時点で早送りが止まります。
当然、なにかが起こるのだろうと期待するわけですが、どこになにが起きるかハラハラワクワク。
カップルの女性・ケイティが起き上がってベッドで寝ているミカ(男性です)を見下ろしているシーンの早送りもまた不気味でいいです。
ただ、この作品はここまでで終わっていた方が良かったように思います。
「TOKYO NIGHT」はそれはそれで面白かったので、そちらを後日談として終わらせた方がよかったかな。
この作品は「TOKYO NIGHT」を除いて5作あります。
3作目までは観たのですが、少々おなか一杯感がありました。
本作がいいだけに、蛇足が付いてしまったのが惜しいです。