最後で一気に変わりました。
このレビューにはネタバレが含まれています
2021年5月24日 17時15分
役立ち度:0人
総合評価:
3.0
IT企業に就職したメイ(エマ・ワトソン)が、どんどん祭り立てられ広告塔となっていくのですが、本人はそれなりに頑張ってはいる様子ですが、こちらから見れば表情には困惑が入り交じっていてどこかで無理をしている様子で、その後の展開には暗雲が立ち込めている様にしか思えませんでした。
一番嫌なシーンは、身を隠していた犯罪者を公開処刑の様に探し出す所と、同じ機能を使ってボーイフレンドを追い詰め死に至らしめる所でした。
その後も、まだテクノロジーに頼り切る様子のメイには失望しましたが、メイの両親の家を出る時の親たちに向けた何とも言えない笑顔が、今までとは違う彼女を表わしているのが読み取れ、少しゾクゾクきました。
その後また会社に戻り新商品の紹介で壇上に立ちますが、今までの様な困惑の表情は一切なく、経営者のベイリーとステントンに手痛いしっぺ返しをして去って行くのですが、プライベートでドローンに撮られても余裕の笑顔なのは、歪んだ今の状態から「サークルを作り直す」自信の現われの様に思いました。
今のネット社会に警鐘を鳴らしている気がしました。