ピーナッツバターと甘党の死神
2020年9月13日 20時12分
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総合評価:
4.0
宣材ポスターを見て、「ああ上流階級が舞台の物語かな。男のほうにライトが当たってるから彼が主人公だろう。タイトルでよろしくってあるから、ジョー・ブラックっていうのは主人公の親友かなにかで、きっとその当時の戦争やなにかで命を落とすのだろう。親友の恋人と主人公は恋仲になって(略)」と、ここまで想像しました。
全く違ってました。
ブラッド・ピット演ずる主人公は、田舎から出てきたばかりのとろいけど優しそうな好青年です。ひょんなことから彼の身体を乗っ取る死神の名前が、ジョー・ブラック。死神といいつつ、どことなくポンコツに見えるのは、ブラピの演技なのか素なのか……ともかく死神は、地上の人間界において見るもの聞くもの初めてで、一応目的はあるものの、その目的そっちのけでいろんな経験をして楽しんでます。かわいいです。
ヒロイン役のクレア・フォーラニがどこで主人公と絡んでくるかというと、やばいことに死神に乗っ取られる前の主人公と出会ってるんですね。そこでお互いに好印象を持って別れて、次に会った時の主人公の中身が死神なんですよ。いわば別人です。
実質ヒロインと主人公と死神(外側は主人公)の三角関係……?
その上、先に言った「死神の目的」がヒロインの父親で、父親だけは主人公の中身が死神だとわかっています。
もうこれだけでコメディ要素たっぷりですが、話が進むうちに優しさに包まれるようでじんわりと泣けてきます。
若いころのブラピがめちゃくちゃ格好いい(けど、なんかどこか抜けてる…たぶんあれは素だと思う)ので、それを確認するだけでも十分価値のある映画でした。
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