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「自分と身分」 アンノウン cabineさんの映画レビュー

アンノウン Unknown

自分と身分

2021年1月12日 13時49分 役立ち度:0人
総合評価: 4.0
昨年末にGYAOで見掛けて正直あまり期待せずに見ました。事故後にやっとの思いで見つけた妻から「誰?」と言われた辺りから、脅されている妻を助ける夫の奮闘を描いた夫婦版96時間か?とか、パッセンジャーみたいなオチなんでしょ?などとあれこれ予想しながら見ていましたが全く違いました。

2011年に公開された本作はベルリンを舞台にしてストーリーのテンポが良く、最後まで退屈しない作品です。「海外で家族とはぐれ、自分の身分を証明する方法を失ったら」ってテーマだけでも十分面白い映画が作れそうですが本作は想像をはるかに超えた展開で、リーアム・ニーソン演じる植物学者マーティンが運転上手だったり、そこそこの格闘ができることに「映画だからってそりゃないよ」と違和感を感じた私は真相を知って納得、いくらなんでも事故を起こしたタクシーの運転手だからってジーナを巻込むことに疑問を感じていたものの、結果的に彼女も得したようでここでも納得です。

ジャニュアリー・ジョーンズはサムの美しい妻エリザベスを演じており他の作品も見たいです。また、かつて総統を演じたことがあるブルーノ・ガンツが元東ドイツのシュタージ出身のユルゲンを演じていることも面白いキャスティングです。
詳細評価
  • 物語
  • 配役
  • 映像
  • 演出
  • 音楽
イメージワード
  • ・恐怖
  • ・不思議
  • ・勇敢
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