未来を暗示しているかもしれません
このレビューにはネタバレが含まれています
2021年5月23日 18時30分
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総合評価:
4.0
AIが社会の中でかけがえのない存在となった場合、そのAIが裏切り行為をしたらどうなるのかという映画です。
AIが悪意ある者によって悪用されてしまった場合に、社会に大混乱を招き、多くの死人が出るという展開ですが、近い未来に現実に起こりうる可能性があります。そのためこの映画はAI社会への警告を示しており、意義のある映画かと思います。
ストーリーはテンポの良い展開で進みました。話の流れもさほど無理やりな感じがなく、自然な展開であったのでのめり込んで観賞することができました。
俳優は皆、適任であり、違和感のある俳優はいませんでした。特に良かったのは刑事役の三浦友和です。三浦友和は昔ながらの昭和気質な人情味あふれる刑事を演じ、AIというコンピュータの冷たさと対比された形で描画されていた印象でした。映画の中である意味最も重要な役柄だったのかなと思いました。非常にハマリ役でした。
また賀来賢人もAI会社の社長という役がピッタリ当てはまっていました。