テーマは興味深いですが、その他は・・・
2021年7月24日 10時46分
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総合評価:
1.0
「のぞみ」というAIの暴走、反逆を描いた近未来の映画・・・と言えば聞こえはいいが、しかし・・・
2030年に起こったAIが桐生(大沢たかお)の娘を軟禁して暴走するのだが、テーマとしては我々の生活にも起こりうる、もしかしたら真剣に語るべき内容なのかもしれないけど、さすがに設定に無理があるように思えた。
逃げるための筋書きありきで描かれているのが画面を通じて伝わってくるように感じました。未来のAI像もなんとも中途半端で、さながらオイルショックの買いだめシーンかと思うような場面もあり未来なのか過去なのか曖昧。
追跡の動機も突然過ぎて感情移入しずらいし、とにかくあんなに都合よくフェリーに乗れるあたりでもう興醒めしていました。
何も考えないでビデオ屋に行き、レンタル1位と多陳列展開してドーンと置いてあったのと予告が面白そうだったから借りましたが、こういう結果になってしまいました。
よかったのは大沢たかおが頑張って走っていた姿ですね。こう言ってはあれですが、年齢の割に走るシーンが多くて(設定上逃走しないといけないからですが)頑張っていたなぁという印象でした。