一種のモキュメンタリ―映画
2021年9月8日 17時11分
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総合評価:
4.0
この映画のジャンルはアクション映画ですが、一種のモキュメンタリー映画であると考えています。物語の冒頭は実際にミャンマーで行われていた虐殺による被害やハエがたかっている死体の映像などが映され、これは唯のアクション映画でないことを見せてきます。
序盤から終盤まで、ミャンマー軍の非道な行いの数々を見せきます。燃える家に子供を家に投げ込んだり、女性一人に集団で性的暴行を加えたりなど悪魔も裸足で逃げ出す所業を犯し続けます。終盤は彼らが虐げられていた者たちの怒りをその身に受けながら倒されていきます。胸糞から一気にスカッとさせてくれるのがたまりません。
本作のメッセージは間違いなく暴力の恐ろしさだと思います。しかし、同時にその力がなければ守れない物もあるということも描いていると思います。ボランティアとしてミャンマーに来てしまったクリスチャン団体がそうです。初めは非暴力を訴えていましたが、最後は守るべき者の為に戦いに身を投じました。誰かの為に力を振るえる人が一番強いのだと改めて思いました。
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