「赤ずきん☓人狼ゲーム」なゴシックファンタジー
2021年7月25日 21時02分
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総合評価:
3.0
赤ずきんを下地に人狼ゲームを重ねたファンタジーです。
ジャンル的にはホラーに近いかと思います。
少し気になったのは舞台設定が分かりにくい点。
おそらく中世あたりのヨーロッパなのだと思うのですが、ちょっと違和感があるんですよね。
登場人物が英語を話すのはあるあるなので、ここは仕方がないです。
しかし、途中で出てくるソロモン神父。
神父というからにはカトリックなわけで、そうなると妻帯できないので子どもを持っているのはおかしいのです。
「ここはいつで、どこなんだ?」と思ってしまいました。
若干そこが気になりますが、ファンタジーとして捉えるといいのでしょう。
村を襲う「人狼」の存在を知り、疑心暗鬼になる人々。
そして、裏切りなども描かれています。
映像は大変きれいです。輝度が高めで遠景は大変見事。
物語の中核である人狼の形状がちょっと残念かなー。
「赤ずきん」となるのはヴァレリーという女性。
赤いマントを与えられ、物語終盤から「赤ずきん」要素が出てきます。
「狼」とは人の中にある悪意なのかもしれないと感じました。