古い作品ですが、今見ても素晴らしい
2020年9月2日 17時29分
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総合評価:
5.0
制作されたのは30年くらい前なのですが、今みても全く遜色のない優れた作品です。
私は高校の文化祭でこの作品をみて、その世界観に魅了されました。
まだCGを多く使う時代でないのにも関わらず、とにかく絵がぬるぬる動きます。もう、その時点ですごい。
当時は「未来」として描かれていますが、実はこの映画の時代は「現在」。2019年が舞台なのです。
東京オリンピックが予言されていた、ということでも話題になっていましたね。
絵柄も非常にていねいですし、キャラクターもそれぞれ個性的でいいです。
作中に出てくる「さんをつけろよ、デコすけ野郎」は今でもインターネットスラングとして使われているほどですから、この作品がいかにのちの時代に影響を残したかがうかがえるかと思います。
ストーリーは原作とは少し違っていて、原作から入ると少し違和感があるかもしれません。
また、少し哲学的なテーマですので、分かりにくい面もあるかもしれません。
よく分からなかったという方は作中のケイと金田の会話を思い出すと少し飲み込めるかと思います。