なんとも味のある映画でした
このレビューにはネタバレが含まれています
2021年1月7日 10時40分
役立ち度:0人
総合評価:
4.0
田舎町のシュワルツェネッガー演ずる老保安官が、部下や留置場にいた戦争帰還兵でアルコール依存の人や、間抜けな武器オタクと共に、麻薬王と雇われた傭兵たちと戦うことになる話ですが、第二次大戦の時の古い武器などを使い、いろいろ工夫して戦います。
何かと話題になる民間軍事会社の傭兵ですが、最近は様々な映画で悪役として出てくるようになりました。本作でシュワちゃんと共に戦う人たちは、格差社会の下の方の普通の人達でしょうが、やはり傭兵のようなことをやってまでお金を儲けることには疑問や反感を持つ人が米国民には多いのでしょう。
笑うと顔中が皺だらけになるシュワちゃんですが、やはりスターとしての存在感がありました。今回の役柄はこれまでのシュワちゃんと同じような役ですが、安定して演じています。
様々な物がお金で買える社会について、米国民自身が疑問を持っていても、どのような社会にすればいいのかが見えない時代を表している映画だと思いました。