アフガン北東部の米軍の前哨基地の話ですが、周囲を山に囲まれていて、さらに味方のところに行くには崖沿いの山道を何時間も車で走らなければならないところにあります。
そのことだけを見ても、いかにアフガンを軍事的に支配するのが困難なのかが解る映画になっています。
小規模な攻撃の後に、数百人の敵が攻撃してきますが、米軍のライフルに光学照準器が付いていても、相手が多いと一人を狙って撃っている間に、他の敵がどんどん迫ってくるというところが、上手く映像で表現されていました。戦闘シーンで多くの敵に囲まれて攻撃されるという状況を上手く映像化している映画です。
周囲からの攻撃にさらされて手に負えなくなると、装甲車両や建物にこもって味方を待つというのは、米軍の標準的な戦術なのでしょうか。
何かと海外映画の日本版の映画のポスターは、色々と詰め込みすぎでデザイン的に良くないとの指摘がありますが、本作でも日本版のポスターは米国版と比べ、色々詰め込み過ぎでいていまいちでした。