企業かカルトか?
2021年9月27日 14時59分
役立ち度:0人
総合評価:
3.0
世界的なSNSの企業に、普通の若い女性であるメイ(エマ・ワトソン)が偶然に入社する話ですが、恵まれて育った高知能な若者達が、カリスマ的経営者に率いられどんどん社会を変えていくようなネットの仕組みを作ってゆく話です。
主人公のメイは何かと違和感を覚えつつも、勤務環境の良さや、その企業の恵まれた健康保険に引き寄せられ、どんどんと深みに入ってゆきます。
妙に明るく清潔な社内の風景が、観る人によっては理想的な職場に見えたり、言いようのない違和感を持ち見えたりしそうでした。
何かと社会の分断について報じられている米国でも、言いようのない違和感を覚えつつもその経済的影響から、大手IT企業への不信感を表明しない人が多いのだろうと思いました。
技術的に可能になったことを深い考えなしにどんどん実用化するので、様々な事が起きてきますが、経営陣はその面倒な部分の影響を受けないために、あらかじめ対策をしているという話です。
NHK-BSで、ある識者が次のヒトラーが出てくるのは企業からかもしれないと言っていたのを思い出しました。