フランス映画の「ブルー・レクイエム」('03)のリメイクですが、
新たに現金輸送車の警備員になった謎めいた男(ジェイソン・ステイサム)を
中心に話は展開してゆきます。
「現金輸送車」「ジェイソン・ステイサム」となれば、普通のアクション映画になりそうですが、フランス映画のリメイクで、監督がガイ・リッチーなので普通のハリウッド映画とは違う展開になります。
ハリウッド映画によくある展開にはならないので、お金の価値や人命の価値などを考えさせる映画になってきます。
強盗グループも独特の設定になっていて、現代社会についていろいろと
考えさせる内容です。
主演のジェイソン・ステイサムは毎回アクションが多い俳優さんですが、
本作ではアクションはかなり控えめになっていますが、
それがかえって存在感を感じさせています。
スコット・イーストウッドさんは、軽薄で悪い役を上手く演じていました。
はまり役だと思います。今後もこのような役をすると合いそうです。